「ぜがい」は慢心の戒めというより成功体験のリピートが招くリスクをフォーカスして観たほうがいいかも

投稿者: | 2020年8月13日

能の演目「ぜがい(是界/善界/是我意)」。

この主人公は天狗で、慢心する者を天狗道へと引きずり込んでしまうというツワモノ。

中国の慢心者は制覇したとして日本へ上陸。

愛宕山の天狗・太郎坊に勢力拡大の協力を持ちかけます。

ここから太郎坊の進言で比叡山へ攻め入ることになるのですが、比叡山の僧正と天狗同盟の闘いとなり、最後には術を破られて是界坊は逃げ帰ったというお話。

要するに、仏法のすごさを喧伝する内容ですが、相手が神通力をもった天狗であるというところがポイントでしょうか。

参考:https://www.the-noh.com/jp/plays/data/program_103.html

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