ガリレオ・プロジェクト〜天空の音楽〜

投稿者: | 2014年7月10日

 

厳密には人形劇ではありませんが、コンサートにもかかわらず演劇的な要素の強いステージだったので、レポートしておきたいと思います。

 

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■ ガリレオ・プロジェクト〜天空の音楽〜とは

 

音楽、語り、宇宙の写真で綴る天空の物語。
ガリレオ・プロジェクト〜天空の音楽〜は、チェンバー・オーケストラによるバロック音楽の演奏に、天空の物語、それを象徴する宇宙の写真を加えた知的なエンターテインメントである。
バロック・オペラ、リュリ作《ファエトン》やギリシャ神話などで知られる物語と、地動説をまげなかった歴史的天才ガリレオ・ガリレイ、そしてそれに続くアイザック・ニュートンやハレー彗星で知られるエドモンド・ハレーの逸話が、ヴィヴァルディ《調和の霊感》、モンテヴェルディ、ラモー、パーセル、ヘンデル作品など、それぞれの時代と国の音楽で生き生きと綴られる。

 

 

■ 子どもからおとなまで楽しめるプログラム

ガリレオ・プロジェクトは、ターフェルムジーク・バロック・オーケストラが2009年に初演し、世界各地で公演中のプログラム。2012年3月にはメルボルン、シドニーなどオーストラリアでツアーを行い、そして2013年11月、初の日本公演ツアーを行う。当プログラムの企画/脚本/選曲は、当オーケストラのコントラバス奏者アリソン・マッケイによる。子どもからおとなまで楽しめる内容で、音楽とともに繰り広げられる宇宙の壮大なドラマが知的想像力を刺激する。英語圏では、俳優ショーン・スマイスがつとめた語りを、日本ツアーでは実力、人気とともに高い福士誠治がつとめる。

 

 

 

 

舞台両袖の壁には天球儀に星座が投影されている。

天井には星が瞬くという演出。

ターフェルムジーク・バロック・オーケストラは16年ぶりの来日。14人編成。カナダのジュノー賞を7回受賞している。

 

1曲目が終わると福士誠治が登場。日本語による語り。ナビゲートとナレーションを担う。

 

オーケストラの原型のようなアンサンブルの動き。リフはパートごとにまとまっている。

 

ガリレオはプロのリュート奏者の家系だった。彼自身も幽閉生活ではリュートを慰みとしていた。

 

ケプラーいわく「惑星は音をもっている」「天空はハーモニーを奏でる」

 

管楽器が客席2階へ移動して演奏。立体的な音響=5.2chサラウンド。