文楽の灯火を守る木偶細工師の甘利洋一郎さんのインタビュー

投稿者: | 2015年4月22日

 

5442443605_fee06ce19e_m Lizzie #11 by Fernando Galeano

 

四国・徳島で文楽の人形の頭を作る木偶細工師として活動している甘利洋一郎さん。

 

人形浄瑠璃の伝統が残る徳島では、こうした文楽に欠かせない道具を作る職人の伝統も伝わっているとのことですが、すでに継承者は県内に3〜4人しか残っておらず、風前の灯火となっているようです。

 

人形の大きさが文楽と浄瑠璃では異なるという話もとても興味深いですね。浄瑠璃と言っているのは、阿波浄瑠璃のことのようです。

 

地域によっては頭(デコ)にあまり細工がなくて単純な構造だったり、ほかの地域から購入した間に合わせだったりという事情があったようです。しかし徳島ではこうした人形作りの伝統が残り、複雑な変身する頭も作る技術が残っているのは特筆すべきことでしょう。

 

短いながら動画もアップされているので、興味深い記事でした。