桐竹勘十郎さんが関西プレスクラブの会合で、講演を行なったというニュース。
勘十郎さんがのワークショップに参加した話は前にも書きましたが、演劇論も踏まえた論理的な説明に、伝統の枠だけで文楽をとらえてらっしゃらない姿勢を感じた覚えがあります。
関西の報道機関関係の会合でこうした講演をするのも、頼まれて昔語りをするのではなく、文楽の現状打破を考えてのことなのでしょう。
橋下市政での補助金削減騒動も、それを炎上商法に終わらせず、当事者が危機感をもって前に進まなければならない、ということなのでしょう。
さて、どんな文楽の未来像を描いているのか、楽しみにしたいと思います。