実写的アニメと呼ぶべき台湾人形劇の現在について

投稿者: | 2017年12月30日

 

台湾の人形劇について紹介している
記事を目にしました。

 

 

台湾では「布袋劇(ブーダイシ)」
という人形劇があり、
それが盛り上がっているというのです。

 

この予告動画は2017年12月から
日本で公開されている映画のもの。

『Thunderbolt Fantasy 生死一劍(サンダーボルトファンタジー セイシイッケン)』

日本のアニメ界は、中台のコラボ体制
なしでは成り立たない状況であることは
スタジオジブリの会報誌「熱風」を
読んだりして知っていたのですが、
台湾布袋劇の特撮に焦点を当てた
コラボによる作品というのは斬新。

この台湾布袋劇、実は以前に
人形劇のワークショップに参加した折、
断片を見る機会があって、
衝撃を受けたことがあったのです。

人形劇ならではの外連味がありながら、
香港映画のような人間離れした演出が
てらいもなく織り込まれているという
ファンタジー感とでも言いましょうか。

スマートな方向に収斂されている
ように感じていた日本のアニメにはない
パワーを感じて「これは見逃せない」
と思っていたのです。

そのときの感情はまだ宿題のまま
ですが、この映画を機会にまた
勉強し直したいと思うように
なりました。