設立50年目を迎えた淡路人形座の活動がすばらしい

投稿者: | 2015年1月23日

淡路人形座が発足50年を迎えたというニュース。

 

 

劇場で結婚式が行なわれ、そこで人形浄瑠璃が披露されたとのこと。いわゆるイヴェント型のウェディングでコラボが実現したのだろう。

 

人形劇はもともとハレの芸能だから、こうした企画にもなじみやすい。

 

淡路島では興行団体「座」が数多く結成されて全国巡業し、江戸中期は40座を超えた。だが映画やテレビの登場で客足が減り、座も相次ぎ廃業した。

そんな中、1964年、財団法人淡路人形芸術協会が復興を懸け、現在の南あわじ市に「淡路人形座」を設立。観潮客の集まる福良港や大鳴門橋の関連施設に移り、現在は再び福良港に戻った。2014年は劇場に6万2千人を呼び込んだ。

 

市内にはいくつもの継承団体があり、人形劇が身近なものになっているという。地域の誇りとして、ぜひ守りながら楽しんで人形劇の魅力を生み出していってもらいたい。