昨年からなにかと話題になっていた(といっても一部だけど)大阪の国立文楽劇場の存続問題。
こんな続報が届いた。
文楽、入場者10万5千人超 大阪市補助金は満額支給へ
だいぶ橋下市長にいぢめられたけれど、おかげで「風が吹いた」のかもしれない。
ただ、どうも東の文楽の状況とは違うので、腑に落ちない部分もあるのだ。
というのは、東京の国立劇場で文楽を見ようとしても、ほとんどチケットが取れないというのが実情だから。
そんなに大阪と状況が違うのだろうか。
国立劇場小劇場は正直、文楽を観劇するのに適しているとは思えないのだが、それでもキャパがあり、だのにほぼ常連がチケットを買い占めて、フラッと観に行こうと思ってもとてもじゃないけど観ることができるような状態ではないのだ。
都内に能楽堂は点在し、文楽でなければ鑑賞も可能だ。学生のころは学割で能も観ることができたから、はるかに文楽より能のほうが敷居が低いと感じていた。
こういうところから是正していかないと、文楽のポピュラリティは取り戻すことができないのではないだろうかと老婆心ながら愚痴ってしまうのだが。。。