1月3日から国立文楽劇場(大阪市中央区)で
初春文楽公演開催というニュース。
文楽、織太夫を咲甫太夫さん襲名 綱太夫追善公演で(上毛新聞Web)
なぜ文楽の定例公演がニュースに?
これにはワケがありました。
この公演、八代目竹本綱太夫さんの
50回忌追善公演になっていたのです。
竹本綱太夫さんは人間国宝となった
昭和の名人と呼ばれる義太夫節の太夫。
その節目である50回忌を飾ろうという
公演企画というわけです。
ところがこの公演、50回忌だけでは
ありませんでした。
追善とともに六代目竹本織太夫さんの
襲名披露も兼ねてしまっています。
八代目竹本綱太夫さんの五十回忌と
六代目竹本織太夫さんの襲名披露を
兼ねるにはそれなりの理由があります。
八代目竹本綱太夫さんになる前、
綱太夫さんは五代目の竹本織太夫さん
だったからなのです。
そしてさらにさらに、
この八代目竹本綱太夫さんの長男の
豊竹咲太夫さんが、六代目竹本織太夫
を襲名する豊竹咲甫太夫さんの師匠
なのです。
う〜ん、かなりかみ砕いて書いたつもり
ですが、わかりづらいかなぁ(笑)。
平成は終わってしまいますが、
新たな時代に向かって、また名人と
呼ばれる名跡になっていただきたいと
期待しております。
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