「竹本津駒太夫(つこまだゆう)が2020年1月、大阪・国立文楽劇場の初春文楽公演で六代目竹本錣太夫(しころだゆう)を襲名する」ことになりました。
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竹本津駒太夫
公益財団法人文楽教会公式サイト
[芸 歴]
昭和44年 四代竹本津太夫に入門 竹本津駒太夫と名のる
昭和45年10月 朝日座で初舞台
[受賞歴]
昭和52年 1月 昭和51年度文楽協会賞
昭和56年 8月 昭和55年度因協会奨励賞
昭和58年 1月 昭和57年度文楽協会賞
昭和62年 7月 昭和61年度因協会奨励賞
平成 2年11月 平成元年度因協会奨励賞
平成 4年11月 平成3年度因協会奨励賞
平成 5年 1月 第12回(平成4年)国立劇場文楽賞文楽奨励賞
平成 7年 7月 平成6年度因協会奨励賞
平成 9年 2月 名古屋ペンクラブ賞
平成11年 1月 第18回(平成10年)国立劇場文楽賞文楽奨励賞
平成14年 1月 第21回(平成13年)国立劇場文楽賞文楽奨励賞
平成14年 7月 平成13年度因協会賞
この名跡の復活は80年ぶり。
五代目錣太夫は「明治から昭和初期にかけて活躍した名人」で、録音も多く残されているそうです。
この五代目と六代目鶴澤寛治が名コンビで、その縁で名跡を預かっていたのが六代目鶴澤寛治。
一方の竹本津駒太夫は、六代目鶴澤寛治から手ほどきを受け、七代目鶴澤寛治とは名コンビという間柄。
津駒太夫というのは幼名で、そのままになっていたことから、「これが最後のチャンス」であり、人気を博した名跡を復活させる意義もあるという判断からの襲名になったそうです。