歌舞伎義太夫の第一人者としてしられる竹本葵太夫さんが、重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定されたというニュース。
https://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/entertainment/news/CK2019072002000176.html
歌舞伎義太夫の第一人者、竹本葵太夫(58)の重要無形文化財保持者(人間国宝)認定が19日、決まり文化審議会文化財分科会が発表した。
中日スポーツ https://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/entertainment/news/CK2019072002000176.html
1979年7月の初舞台から40年、朗報に葵太夫は「ご指導いただいた師匠、多くの(歌舞伎)俳優さんにお引き立てを頂くことに感謝しつつ、この世界で40年がたちました」と振り返った。
竹本は人形浄瑠璃(文楽)と違い、歌舞伎の情景や演者の状況、心の機微を描写し劇を進行させていく義太夫節。「俳優さんそれぞれの芸や型、演出力を理解し、対応していく職人的な芸能でございます」の言葉通り、磨き抜かれた重厚な語りで俳優を支え、舞台を盛り上げていく間合いの見事さで市川猿翁(79)、中村吉右衛門(75)らの信頼は厚い。
好きな演目は「菅原伝授手習鑑」「伊賀越道中双六」。伊豆大島生まれ。中学2年で初めて歌舞伎を見て、竹本の熱演にひかれた。高校在学中に女流義太夫の太夫、竹本越道に入門。卒業後に上京し国立劇場竹本研修生となった。「これからも竹本のため、後進とともに前進していくことを目標にして励んでまいります」と語った。
日本古来のミュージカルである歌舞伎に欠かせない存在。これからも盛り立てていただきたいと願っています。