#サライ の #好芸家のススメ という連載で、文楽を扱っている回がありました。
なかなか煽ったタイトルですが、果たして刺さる人がどれだけいるのかが心配(笑)。
私は学生時代に講談にハマって、上野の本牧亭に入り浸っていた時期もあったのですが、独特の節回しによる物語の世界というのは、語られているテーマもさることながら、耳心地の良い「音楽」でもあったのだと思っています。
それと同じようなことが起きているのが、50歳を過ぎてからハマってきている浄瑠璃。謡はまだまだピンッと来ていないのですが、浄瑠璃は外連味も含めて名人芸を味わいたい欲望に駆られています。
記事では、「浄瑠璃はいわば素うどん」との喩えがされていますが、なるほど演出が最小限に抑えられながら、ストーリーという“出汁”を十分に活かす工夫がなされているひと品であれば、余計なものがいらないと思うことがあるわけです。
あ、神保町の丸香の素うどん、食べたくなってきちゃいましたよ。。。