2022年10月に長野・飯田で行なわれた今田人形浄瑠璃のレポート。
古文書によると、今田人形浄瑠璃(国選択無形民俗文化財)の歴史は1704年にさかのぼり、約300年地元に伝わる伝統芸能。文楽の二人三番叟(さんばそう)の一部を抜き出してアレンジした寿式三番叟、八百屋お七が火の見櫓(ひのみやぐら)を上がって半鐘を打つ「伊達娘恋緋鹿子(だてむすめこいのひがのこ)」、1983年に初演した独自の「小太郎物語」などがある。 ろうそく公演は34年続く人気の公演で今回は今田人形座が「戎舞(えびすまい)」「壺坂霊験記(つぼさかれいげんき) 山の段」「伊達娘恋緋鹿子 火見櫓の段」を、竜峡中学校今田人形クラブが「伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)政岡忠義の段」を演じた。
飯田は“日本最大の人形劇の祭典”と呼ばれる「いいだ人形劇フェスタ」の開催地。
こういう歴史的な経緯もあるんだということがわかると、興味もひとしおです。