水上勉「越前竹人形」人形用直筆台本が里帰り

投稿者: | 2013年10月6日

photo by stephcarter

 

水上勉の代表作「越前竹人形」の人形劇用の直筆台本が古書の入札会に出費され、福井県が落札購入したというニュースに注目。

リンクはこちらから…

 

水上勉の直筆台本発見 福井県が購入、展示へ – 47NEWS(よんななニュース)
水上勉の直筆台本発見 福井県が購入、展示へ
福井県が購入した、故水上勉氏の代表作「越前竹人形」の人形劇用直筆台本
福井県は23日、同県おおい町出身の小説家故水上勉氏の代表作「越前竹人形」を、本人が人形劇用に脚色した台本の草稿が見つかり、古書の入札会で購入したと発表した。来年度に開館予定の福井市の「ふるさと文学館」で展示される。

 

 

自らが設立に関わった人形劇団のための台本とみられ、担当者 …

水上勉は福井県おおい町出身。

福井県では、来年度に「ふるさと文学館」を開館する予定で、この直筆台本は展示されるとのこと。

ちょうど開館というタイミングで予算があったのが幸いしたのかもしれませんね。

個人的には、目録などできちんと複製して、活用できるような形で公開していただきたいと思っています。

 

 自らが設立に関わった人形劇団のための台本とみられ、担当者は「福井県を舞台にした水上氏の代表作。貴重な資料が手に入った」としている。公刊されている水上氏の手記には、越前竹人形を含め、小説6作品を人形劇にする構想が書かれている。

草稿は400字詰め原稿用紙29枚。県職員が6月、東京の古書入札会に出品されると知り、今月7日に約50万円で落札した。

 

それにしても「直筆」の「人形劇用の台本」というのは貴重ですね。小説の原稿もそうですが、直筆原稿には(清書してあったとしても)作者の熟考の跡が垣間見えることが多いので、私も神奈川文学館などに展示を見に行ったりしています。

機会があれば立ち寄ってみたいですね、福井市のふるさと文学館。