「the能.com」の能楽トリビア#161で「能面は何種類あるの?」という問いに対する解説が掲載されています。
能面は老人と女の人、鬼ぐらいの見分けが付きますが、演目ごとに違っているわけでもなく、つまり専用じゃないところが混乱しやすいですよね。
それぞれの面には名前が付いていて、200種類以上になるとか。
ただ、全部が孤立しているのではなく、系統があって、代表的なものが「翁面」「尉面」「女面」「男面」「鬼神面」の5分類だそうです。
面が確立したのは観阿弥・世阿弥の後とのことで、演劇性を強めていった能楽が、より多彩な表現のために多くの面を求めていったことが原因だったようですね。
演じ手や流派によって選び方が違えば、内容にも違いが出てくるはず。
そういう部分も嗅ぎ分けると、能の楽しみが広がりそうです。
いや、私はまだまだその域には達しておりませんが・・・。