6月11日に放送されたTOKYO FMのラジオ番組「日本郵船 SUNDAYS POST」に豊竹靖太夫さんが出演したというニュースが目に止まりました。
パーソナリティの小山薫堂さんと宇賀なつみさんを相手に、文楽のイロハから見どころまでを語られていたようです。
この3〜4ヵ月ほど世間を騒がせている文楽研修生応募ゼロ問題にも触れ、自身が使っているSNSを使って文楽を知らない層にもっと文楽を知らせたいが、アルゴリズムによってそれが難しい、と非常に的を射た悩みを吐露されていたのが印象的です。
太夫の言うとおり、SNSは拡散力、があるものの、興味の有無を優先してスクリーニングするため、実はファンを「増やす」には適さないツールなんですよね。
その話題に興味がある人にとっては情報収集の格好のツールなんですけど。
ということで、SNSは足がかりに使い、そうした発信力をもっている太夫としてラジオやテレビなど“不特定多数”をターゲットにしたメディアへの露出を増やす努力を続けることが、件の問題を根本的に解決する最良解なのではないか、と思った次第。
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